2018年10月3日
日立財団では、日立製作所元副社長である故高尾直三郎氏のご遺族から寄贈いただいた基金を活用して科学技術の振興を目的とした公開セミナーを開催しています。
今回は、東京大学生産技術研究所教授、モビリティ・イノベーション連携研究機構長の須田義大氏を講師にむかえ、「自動運転が変える交通と物流」をテーマに開催いたします。
技術開発が進む自動運転車が実用化され、MaaS(Mobility-as-a-Service)という革新的なコンセプトが浸透すると、社会はどう変わるのでしょうか。
					本講演では、「自動運転システム」などの技術開発の最新の実証実験をご紹介するほか、制度設計や政府の動向などについてもお話いただきます。
				
| テーマ | モビリティ・イノベーション 〜自動運転が変える交通と物流  | 
								
|---|---|
| 講 師 | 須田 義大 氏 (東京大学生産技術研究所 教授、モビリティ・イノベーション連携研究機構長)  | 
								
| 日 時 | 11月18日(日) 13:30〜15:00(開場12:50) | 
| 会 場 | WATERRAS COMMON(ワテラスコモン)ホール 千代田区神田淡路町2丁目101番地 ワテラスコモン3F)  | 
								
| 定 員 | 100名(受付順) | 
| 参加費 | 無料 | 
以下の申込フォームからお申込ください。
本セミナーは、定員に達したため受付を終了いたしました。
自動車の自動運転は、IoT、ビッグデータ、AIの進化により、実現に向けて研究開発のみならず、制度設計などの社会受容性の検討によりエコシステムの構築が進んできている。自動運転は、安全性の向上、環境低負荷の推進、快適性の向上のみならず、次世代モビリティ社会を変革する可能性を秘めている。すなわち、ラストワンマイルの無人移動サービスや物流における隊列自動走行の実現に続き、MaaS(Mobility as a Service)としてシェアリングサービス、公共交通との融合が進むと考えられる。最近の実証実験などの技術開発と政府等の動向を紹介する。
								
								講師 須田義大 氏
							
<プロフィール>
							1982年東京大学工学部機械工学科卒業、同大学大学院工学系研究科産業機械工学専攻博士課程修了。工学博士。
							法政大学を経て1990年東京大学生産技術研究所助教授。カナダ・クイーンズ大学客員助教授を経て、現在、生産技術研究所次世代モビリティ研究センター教授。
							2018年7月1日、自動運転を中心とした革新的なモビリティ研究の日本における最先端の総合的な研究組織として発足した、東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構長に就任。
							ご専門は車両制御動力学。鉄道、自動車などの交通システムに関する研究に幅広く従事。ITS Japan理事、自動車技術会副会長、鉄道総合技術研究所理事など。ほか政府の審議会等の委員を歴任。